浮気の後、口約束だけでは不安で書面を残したいと考えることがあります。まず、生活の約束を整理したいのか、法的な効果のある合意を作りたいのかを分けます。書面の名前を「誓約書」にするだけで、すべてが希望どおり実現するわけではありません。

誓約書に入れる条項をひとつずつ確認するイメージ

生活のルールに書くこと

連絡が遅れるときの知らせ方、話し合う時間、家事や生活費の分担など、具体的な行動を話します。「絶対に不安にさせない」といった結果の約束より、実行できたかを確認できる内容にします。

合意した日、見直す日、困ったときの相談方法も残せます。スマホや位置情報の共有を入れる場合は、目的と期間、停止したいときの扱いを話し合ってください。署名したことを理由に、嫌なことを無制限に受け入れなければならないとは考えないようにします。

法的な効果を求める条項は個別に確認する

金銭の支払い、接触に関する約束、離婚や子どもに関する事項は、それぞれ法的な検討が必要です。ネットのひな形をそのまま使っても、自分たちの事情に合うとは限りません。金額や違反時の扱いを決める前に弁護士へ相談します。

既に署名した書面がある場合は、書面全体と作成の経緯を持参してください。署名があるから必ず有効、強制できる、といった一律の判断は避けます。法テラスの相談・費用立替制度も、利用条件を確認して検討できます。

合意していないことを、合意済みにしない

説明を読まずに署名を急がせたり、脅して書かせたりしないでください。双方がどの内容に同意したかを確認し、控えの保管も話します。変更するときも、一方だけで文面を書き換えず、変更した内容と日付を区別します。

書面を作る過程でつらさが強くなるなら、いったん保留できます。生活の見直しは再構築で迷うときの整理、婚姻を続けるかの検討は離婚するか迷うときも参考にしてください。

冷静な話し合いの場で誓約書を交わすイメージ

生活上の約束と、法的な合意書を分ける

帰宅が遅れるときの連絡や話し合う時間など、毎日の約束は「何を、いつ、どうするか」が分かる形にします。位置情報の共有や端末の閲覧は、無制限の監視を約束させるのではなく、目的・範囲・見直しを話してください。

慰謝料、違約金、権利の放棄などを含む文書は、生活上のメモとは分けて確認が必要です。表題を誓約書にすれば希望どおりの効力が生まれるとは限りません。内容や署名時の事情によって判断が変わるため、雛形をそのまま使わず、署名前に弁護士へ相談してください。

調査の相談を検討している方へ

行動の調査を検討する場合は、相談・見積もりの料金、調べられる範囲、結果が得られない場合の費用を事業者へ確認してください。話を聞いた後に、契約を見送ることも選択肢です。