「A社は安く見えるのに、B社は高く見える。どちらが妥当なのか分からない」――この疑問は、金額だけでなく条件の書き方がそろっていないことから起こります。探偵の見積もりは、人数、稼働時間、車両や交通費、報告書の形式、追加調査の承認方法、解約時の扱いが違うと、同じ金額欄でも意味が変わります。
探偵の見積もりは、同じ希望条件を送り、人数・時間・経費・報告書・追加承認・解約条件をそろえて比較します。コピーして使える空欄の比較表と依頼文を掲載。未記載を無料と考えず、税区分や有効期限も確認できます。
比較の前に、各社へ同じ希望条件を送る
見積もり比較で最初にそろえるのは、依頼内容の伝え方です。会社ごとに違う説明をすると、提案される調査時間や人数が変わり、比較しにくくなります。まだ依頼するか迷っている段階でも、確認したい範囲を同じ文章で伝えると、条件差が見えやすくなります。
以下は編集部作成の文例です。実際の状況に合わせて不要部分を削ってください。浮気の有無を決めつける表現ではなく、「確認したいこと」として書くのが安全です。
【見積もり依頼文・編集部作成】
現在、家族または交際相手の行動について確認したいことがあります。
依頼するかは未定ですが、同じ条件で複数社の見積もりを比較したいです。
希望する確認内容:
・確認したい日時または時間帯:
・確認したい場所の候補:
・対象者の移動手段として想定しているもの:
・避けたい調査方法や連絡方法:
・報告書で確認したい内容:
見積書には、人数、時間、基本料金、経費、追加費用の承認方法、報告書の形式、解約時の扱い、見積有効期限、税込・税別の別を記載してください。
未確定の項目は「未確認」または「別途確認」と分かるように記載をお願いします。
相談の前に、そもそも何を聞けばよいかを整理したい場合は、探偵の無料相談で確認することも参考になります。相談自体を急がず、文面を作ってから問い合わせても問題ありません。

コピペして使う見積もり比較表
次の表は編集部作成の空欄テンプレートです。金額の高低だけでなく、「含まれるもの」「後で増える可能性があるもの」「成果物として受け取れるもの」を分けて記入します。空欄のままにせず、回答がない場合は「未確認」と書いておくと、後で質問しやすくなります。
| 比較項目 | A社 | B社 | C社 | 確認メモ |
|---|---|---|---|---|
| 見積取得日 | ||||
| 見積有効期限 | 期限後の条件変更も確認 | |||
| 税区分 | 税込・税別・不明を記入 | |||
| 想定調査日・時間帯 | 依頼文と一致しているか | |||
| 調査員の人数 | 途中変更の扱いも確認 | |||
| 稼働時間の単位 | 延長時の計算方法を確認 | |||
| 車両・機材の扱い | 含む/別途/未確認 | |||
| 交通費・宿泊等の経費 | 事前承認の要否を確認 | |||
| 報告書の形式 | 紙・PDF・写真等の扱い | |||
| 写真や動画の提供範囲 | 提示のみか提供かを確認 | |||
| 途中報告の方法 | 電話・メール等、頻度も確認 | |||
| 追加調査の承認方法 | 口頭のみか書面・メールか | |||
| キャンセル・解約時の扱い | いつ何が発生するか確認 | |||
| 再委託・外部委託 | ある場合の説明を確認 | |||
| 契約書・重要事項説明 | 書面の交付や説明内容 | |||
| 総額欄 | 条件が同じ場合のみ比較 |
この表は、契約を勧めるためではなく、判断を保留するためにも使えます。条件が埋まらない会社を直ちに不適切と決める必要はありませんが、契約前に説明を受けるべき項目として残しておきましょう。
「未記載」はゼロ円ではなく未確認として扱う
見積書でよく迷うのは、交通費、車両費、報告書作成費、延長費、深夜や遠方対応などの欄です。記載がないから無料と考えるのではなく、「含まれるのか、別途なのか、発生条件があるのか」を確認します。
短いチェックシートとして、各社の見積書を見ながら次を確認してください。
- 総額に含まれる費用と、別途発生し得る費用が分かれている
- 延長や追加調査は、事前承認が必要か分かる
- 調査員数や時間が、依頼文の希望と一致している
- 報告書の受け取り方法と期限の目安が書かれている
- 見積もりの有効期限が分かる
- 税込か税別かが明記されている
- 契約前後の書面について説明がある
探偵業の契約前後の書面では、料金、解約、報告方法や期限、委託に関する項目などを確認できるとされています。神奈川県警の案内でも、探偵に特別な権限が与えられるわけではない点が示されています。契約条件を質問する際の参考として確認してください(確認日:2026年9月18日)。 神奈川県警「探偵業法の概要」
条件をそろえても判断に迷う場合は、調査内容、連絡方法、報告書、追加承認、解約条件を先に質問し、回答を比較表に残してから相談先を選ぶと落ち着いて検討できます。






