身辺調査を自分でやる方法は?できる範囲と違法になる一線
みもとしらべ編集部
みもとしらべ編集部

結婚相手や交際相手のことをもっと知りたい。でも探偵に頼むほどの費用はかけられないし、そもそも人を調べることに後ろめたさもある——。身辺調査を自分でできないかと考えるのは、そうした迷いの中では自然な発想です。実際、自分でできることは意外とあります。ただし、知らずに越えると犯罪になる一線もはっきり存在します。
結論:身辺調査を自分で行うことは可能で、SNSや登記・官報といった公開情報の確認、生活の中で得た情報の記録までは適法にできます。一方で、住民票や戸籍の不正取得、なりすまし、無断のGPS設置などは犯罪になりうる行為です。また信用情報のように、本人以外は誰であっても照会できない情報もあります。この記事では自分でできる範囲、違法になる一線、プロとの違いを解説します。
自分でできる身辺調査——適法にできることの一覧
まず、問題なくできることから整理します。ポイントは「公開されている情報」と「自分の生活の中で自然に得られる情報」の2系統です。
- 名前での検索・SNSの確認:本人が公開しているアカウントや投稿、過去の部活・大会の記録などを閲覧する
- 勤務先の実在確認:会社の登記情報(商業登記)は誰でも取得でき、法人の実在や役員名を確認できる
- 官報の確認:自己破産や個人再生は官報に公告されるため、公開情報として確認できる
- 本人に聞く:意外に見落とされますが、率直に尋ねることはもっとも確実な方法のひとつです
- 生活の中の記録:話の内容の食い違い、金遣い、生活パターンなどを日付つきでメモする
素行調査を自分で行う場合の基本も、この「記録」です。尾行のような行動より、日々の違和感を淡々と書き留めるほうが、後から役に立ちます。
ちはる(婚前調査を依頼した経験あり)私も最初は自分で調べようとして、検索とSNSの確認から始めました。分かることは確かにあるのですが、肝心の「本当のところ」には届かない。それに、調べていること自体が態度に出てしまいそうで、毎日が落ち着かなくなりました。自力には情報の限界と、気持ちの限界の両方があると思います。
やってはいけないこと——違法になる一線
次に、越えてはいけない一線です。ここに挙げる行為は、目的が「結婚前に確かめたいだけ」であっても違法になりえます。
| 行為 |
抵触しうる法律・罪 |
| 他人の住民票・戸籍を不正な手段で取得する |
住民基本台帳法・戸籍法(不正取得への罰則) |
| 本人になりすまして委任状などを作る |
私文書偽造等 |
| 相手の持ち物や車に無断でGPSを取り付ける |
ストーカー規制法(2021年改正で位置情報の無断取得が規制対象に) |
| 他人のID・パスワードでSNSやメールにログインする |
不正アクセス禁止法 |
| 他人あての郵便物を勝手に開封する |
信書開封罪 |
| 執拗につきまとう・待ち伏せする |
ストーカー規制法・迷惑防止条例 |
とくに注意したいのは、住民票・戸籍の第三者請求と、GPS・スマホまわりです。「家族になる予定だから」という理由は、これらの行為を正当化しません。違法な手段で得た情報は、後の話し合いや法的な場面でかえって不利に働くおそれもあります。
自分では調べられない情報——信用情報という壁
自力調査でぶつかる最大の壁が、借金の情報です。
借入残高や返済状況を記録している信用情報機関(CIC・JICC・KSC)は、本人による開示請求しか受け付けていません。家族でも婚約者でも照会はできず、これは探偵や興信所でも同じです。つまり「相手の借金をデータで確かめる方法」は、本人に開示してもらう以外に存在しないのです。
外から確かめられるのは、金遣いや生活ぶりといった生活実態からの推認まで。だからこそ、借金が不安な場合の現実的な選択肢は、本人に開示を求めて話し合うか、生活実態の調査を検討するかの二択になります。生活実態からどこまで見えてくるものなのかは、事情を伝えれば無料相談の段階で見通しを聞くことができます。
不安なまま進める前に
相手のことを確かめないまま大きな決断をするのはリスクです。身辺調査に対応する専門家に相談することで、調べられる範囲と費用が整理できます。街角相談所 -探偵-ならあなたに合う探偵社を無料で診断・紹介。
無料で相談してみる自力調査の限界とリスク——バレたときに失うもの
適法な範囲であっても、自力調査にはもうひとつのリスクがあります。相手に知られたときのダメージです。
素人の尾行や張り込みは高い確率で気づかれると言われます。婚約者や交際相手に「調べられていた」と知られれば、事実が何も出てこなかった場合でも、関係そのものが壊れかねません。さらに、方法によってはプライバシー侵害として逆に責任を問われるおそれもあります。
自力で続けるかどうかは、次の3点で判断するとよいでしょう。
- 知りたいことが公開情報や記録で足りるか——足りるなら自力で十分です
- 相手に気づかれずに続けられるか——接触や移動をともなう調査は気づかれやすくなります
- 結果を何に使うか——話し合いの材料なのか、法的な場面まで見据えるのかで、求められる質が変わります
みさと(婚約者の借金が発覚した経験あり)婚約者の借金が発覚したとき、思い返せば違和感は前からありました。私の場合、役に立ったのは特別な調査ではなく、日付をつけて書き留めていたメモです。おかしいと感じた日のことを時系列で話せたので、その後の話し合いを冷静に進められました。
探偵に頼む場合との違いと費用の考え方
最後に、プロに任せる場合との違いを整理します。探偵は魔法のように何でも調べられるわけではありません。信用情報が取れないのは前述のとおりですし、探偵業法により、出身地や国籍などを対象とする差別につながる調査は引き受けられません。
違いが出るのは、聞き込み・尾行・張り込みといった手法を、公安委員会への届出のもと、適法な範囲で組み立てるノウハウです。気づかれずに生活実態を確認する技術は、経験の差がもっとも出る部分と言えます。
費用は調査項目と期間で大きく変わるため、一律にいくらとは言えません。料金の仕組みは時間単価の考え方を知ると比較しやすくなります(探偵の時間料金の相場)。また、地域ごとの依頼先の探し方や費用の考え方は大阪・福岡の身辺調査費用で整理しています。
自分でできる記録を続けながら、届かない部分だけをプロに任せる。この組み合わせが、費用の面でも精神的な負担の面でも現実的な着地点になります。
まとめ
- 自分でできるのは、SNS・登記・官報など公開情報の確認と、生活の中の記録まで
- 住民票・戸籍の不正取得、なりすまし、無断のGPS設置、不正ログインは犯罪になりうる
- 信用情報は本人開示のみ。婚約者でも探偵でも、他人の借金をデータで照会する方法はない
- 自力の尾行・張り込みは気づかれるリスクが高く、関係が壊れる代償が大きい
- 現実的なのは、自分の記録とプロの調査の組み合わせ。費用と範囲は無料相談で確かめられる
調べたいと思う気持ちは、不安を放置せず向き合おうとしている証拠です。適法な範囲を守りながら、あなたの状況に合った確かめ方を選んでください。
よくある質問
- 相手の住所や本籍を自分で調べる方法はありますか?
- 他人の住民票や戸籍は、正当な理由のない第三者が取得することはできず、不正な手段による取得には住民基本台帳法・戸籍法の罰則があります。婚約者であっても同じです。本人に確認するか、公開情報の範囲で確かめるのが適法な方法です。
- 婚約者の借金を自分で調べることはできますか?
- 信用情報機関(CIC・JICC・KSC)は本人による開示請求しか受け付けておらず、婚約者や家族が照会する方法はありません。確かめるなら、本人に開示してもらい一緒に確認するか、金遣いなど生活実態から推認するかのいずれかになります。
- 相手のSNSを見るのは違法ですか?
- 本人が公開している投稿やプロフィールを閲覧すること自体は問題ありません。ただし、他人のIDとパスワードでログインする行為は不正アクセス禁止法に触れるおそれがあります。見られる範囲は「相手が公開している範囲」までと考えてください。
- 交際相手の車にGPSをつけて行動を調べてもよいですか?
- 相手の承諾なくGPS機器で位置情報を取得する行為や、持ち物にGPS機器を取り付ける行為は、2021年改正のストーカー規制法で規制対象とされています。交際関係や婚約関係であっても正当化されません。行動が気になる場合は、日時の記録など適法な方法に留めましょう。
- 自分で調べるのと探偵に頼むのは、どちらがよいですか?
- 知りたいことが公開情報や生活の記録で足りるなら自力で十分です。一方、気づかれずに生活実態を確認する必要がある場合は、届出を受けた探偵のノウハウに差が出ます。費用は調査項目と期間で大きく変わるため、無料相談で範囲と見積もりを確認して判断するのが現実的です。
まとめ
身元・身辺調査は合法的な範囲で行うことが大前提です。多くの探偵事務所は無料相談を受け付けているので、目的と知りたいことを整理して相談してみてください。
不安なまま進める前に
相手のことを確かめないまま大きな決断をするのはリスクです。身辺調査に対応する専門家に相談することで、調べられる範囲と費用が整理できます。街角相談所 -探偵-ならあなたに合う探偵社を無料で診断・紹介。
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